子宮筋腫の治療にも使われる低用量ピルのトリキュラー

低用量ピルと言えば、男性との性交で女性が望まない形で妊娠してしまうのを防ぐ手段として用いられる避妊薬で、トリキュラーはその中でもとても有名な薬品となります。

低用量ピルは別名、ピル、OC(オーシー)、経口避妊薬とも呼ばれ、2種類の女性ホルモンを含む薬で、正しく服用すれば、ほぼ100%の避妊効果があります。その他にも、女性系の病気である生理痛や子宮筋腫の治療にも、使われていることを知っている女性は少なくはないでしょう。

正しく服用すれば、ほぼ100%の避妊効果

ピルでの避妊する仕組み

避妊薬として知られているピルですが、この薬を服用する事で、子宮筋腫によって酷くなる生理痛や生理の量の増加を抑える効果もあります。

日本では、あまり一般的ではありませんが、アメリカやヨーロッパの先進国ではスタンダードな避妊法として知られています。ではなぜこの薬が、妊娠の防止に効果があるのでしょうか。仕組みを簡単に説明すると、低用量ピルに含まれる、女性ホルモンの3つの働きで妊娠を防ぎます。

    • 排卵の抑制によって避妊効果

1つ目は、排卵を抑制するという点です。
当然排卵がされなければ、受精する事もあり得ないので妊娠も起きません。

    • 子宮内膜での避妊効果

2つ目は、子宮内膜を厚さです。
もし仮に、排卵・受精が起こったとしても、子宮内膜が充分に厚ければ、受精卵が着床しないので必然的に妊娠も起きません。

    • 精子が入りにくくなり避妊効果

3つ目は、膣内の粘液が減少して粘性もアップするという点です。
膣内の粘液が減少して粘性が増すと、精子が子宮に入りにくくなるので、妊娠を防げます。

飲み方や飲み忘れには注意が必要

ただし、いくら意図しない妊娠を防ぐ事が出来る低用量ピルですが、飲み方を間違えると思わぬ副作用が発生する事があります。

飲み方は、基本的には1日1錠を決まった時間に飲みましょう。もし忘れてしまいそうという場合は、毎日行う、歯磨き、食事などと一緒に飲めば忘れにくいでしょう。

月経の始めとなる日を起点に、飲み始めて次の月経が来るちょうど1ヶ月程度で1シートを飲み切るようにしましょう。飲み始めた初日から効果が出始めます。もし飲み忘れてしまったら、1日以内の飲み忘れであれば、気付いた時に1錠、次に飲む日に1錠飲むようにしましょう。2日以上の飲み忘れの場合は、そのシートの服用は止めて、次の月経が来るまで飲んではいけません。そして、次の月経が来た時に改めて新しいシートを飲み始めるようにして、飲んでいない間には他の避妊方法を利用しましょう。

女性主体での避妊が可能

男性が避妊の時に使用するコンドームは、年間避妊失敗率は理想的な使用で2%、一般的な使用だと15%とされており、統計上は6人に1人は誤って妊娠してしまう計算です。コンドームを時々しか付けないという人は、さらにこの確率は高くなります。

反面、低用量ピルであるトリキュラーを使えば、男性主体ではなく、女性主体の避妊が出来るので、女性が望まない妊娠を防ぐ事が出来ます。